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20話 救いと告白

Auteur: みみっく
last update Dernière mise à jour: 2025-08-10 07:00:51

「それを両親が見て、顔が青ざめてさ……。先輩は父親にボコボコにされてた。俺には、土下座までして謝ってきたんだ」

 マサトは言葉を選びながら続けた。

「そのスマホは、父親にハンマーでぐちゃぐちゃに潰してもらった。メモリーカードもボロボロにしてもらったし、ネットに投稿したり、友達に送ったりした形跡も確認したけど、大丈夫だったぞ。もう、だれにも脅されることはないから、安心しろよ」

 ミサキは、その言葉を理解するのに時間がかかった。マサトは、わたしの身代わりになって、一人で危険な場所に乗り込んでいってくれた。わたしのために、全てを終わらせてくれた……。その事実が、ミサキの心に深く重くのしかかった。

 ミサキは、ただ呆然とマサトを見つめるしかなかった。え? マサト、そんなことまでしてくれてたの……? 見捨てられたとか、もう終わりだとか思っていた自分が、ひどく恥ずかしい。

 ミサキの知らないところで、マサトは自分のことを思って、動いてくれて

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